マウスを使って操作をせずに、キーボードのショートカットキーを少しだけでも覚えると最低でも1秒ぐらいの時短になります。パソコンの操作は基本的に繰り返しです。1時間は3600秒で、3600回1秒速い行動をすると1時間も時間が浮きます。
しかし、キーボードのショートカットキーは非常にたくさんあって、すべて覚えることは不可能に近いといえます。そこで、わたしが最低1回以上は使っているショートカットキーを中心にご紹介していきます。もう知ってると思っているキーでも、以外な使い方もあります。
※画像をクリックするとGIFアニメで使い方が分かります。
1.Shiftキー
Shiftキーは、文字を選択する、ファイルマネージャーでファイルを選択するなど、対象を複数選択するときに使います。
複数選択 【 Shift+カーソルキー(↑↓→←) 】
超基本です。選択したい範囲を隣のものから順に複数選択します。
段落選択 【 Shift+End , Shift+Home 】
段落や表示されたファイルの、はじめに選択したところから、最後まで選択します。選択する項目が多いときに使えます。”基本”の方法でカーソルキーを長押ししても、いっぺんに選択できます。しかし、カーソルキーよりもEndを使ったほうが速いと思います。
“Shift”を押しながら”Home”を押すことで、段落やファイルの末尾まで選択できます。逆に戻すときは、”Shift”を押しつつ”Home”を押せば選択は解除されます。
文章の途中から、”Shift+End”を押すとその段落の左側すべてが選択されます。また、”Shift+Home”を押すとその段落の右側すべてが選択されます。
2.Ctrlキー
Ctrlキーを使うと様々な指示を出すことが出来ます。
個別複数選択 【 Ctrl+左クリック 】
“Shift”では、必ず始め選択した位置から並んだものしか複数選択できません。”Ctrl”を押しながらファイルを選択することで、並び順の飛んだファイルも複数選択することが可能です。
全部選択 【 Ctrl+A 】
全て選択します。
拡大・縮小 【 Ctrl+マウスホイール 】
“Ctrl”を押しながら、マウスの真ん中のグリグリを回すと、表示の拡大と縮小ができます。用途は様々ですが、非常に便利です。細かく見たいなとか、広くみたいと思ったときには使ってみてください。
コピーペースト 【 Ctrl+ドラッグ 】
対象ファイルを選択して、”Ctrl”を押しながらマウスでドラッグさせると同じファイルがコピーされて貼り付けられます。複数選択をして、この操作をすると大量生産できます。WordやExelなどで、図形や画像を挿入して複数作りたい場合にも使えます。
コピー、貼り付け、切り取り 【 Ctrl+C , Ctrl+V , Ctrl+X 】
説明は無用ですね。ぜひ使いましょう!
保存 【 Ctrl+S 】
いちいち保存ボタンをクリックせずに、何回でも保存できます。
検索 【 Ctrl+F 】
ブラウザ内で特定の文字を探す際や、Exelでデータを探す際などに使います。
戻る 【 Ctrl+Z 】
操作を1つ戻るときに使います。入力して確定したひとつ前の段階に戻すこともできます。ちなみに、ブラウザでの閲覧の場合の「戻る」は”BackSpace”です。
タスクマネージャーなどの起動 【 Ctrl+Shift+Delete 】
プログラムの動向などを知ることができます。タスク(実行しているプログラム)を強制的に落とすこともできるので、ちょっと興味を示しておくといざという時に役立ちます。
3.ファンクションキー
ファンクションキーで、できることはたくさんあります。使って得するもの3つだけご紹介します。
カタカナ変換 【 F7 】
文字をひらがなでうって、未確定の状態で”F7″キーを押します。カタカナに変換されます。他にも英字などに変化するファンクションキーがありますが、”F7″だけ覚えておけばほとんど困ることはないかと思います。
修正 【 F2 】
名前の変更、Exelセルを修正するときや、Wordのテキストボックスを修正するときに使います。ダブルクリックを失敗して移動させてしまって、イラッとすることがありますが、”F2″を使えばストレスが一つ減ります。
更新【 F5 】
ブラウザの表示の調子が悪いときは、”F5″を押して再読み込みさせます。
4.Altキー
閉じる 【 Alt+F4 】
5.個別キー
個別に使えるキーをご紹介します。
削除 【 Delete 】
文字を一文字”BackSpace”とは逆の方向に消します。Exelのセルの内容の”入力データ”を消す操作でもあります。また、ファイルを削除する際も”Delete”で可能です。”Delete”を押して、削除するかの確認メッセージが出るので、”Enter”で確定します。
上書きモード 【 Insert 】
文章の間に文字を打ったら、その後ろの文字が勝手に消えて困ることがあると思います。それは、”Insert”が上書きモードにするキーで、既に入力されているデータの上に上書きするように指示するからです。いつの間にか押してしまっているんですね。”Insert”をポチッと押せば元に戻ります。
POINT!
WordやExelで”上書きモード”をオプションで無効にすることができます。無効にする方法はコチラを参考になさってください。
6.まとめ
今回紹介したショートカットキーはあらゆる場面で使うことができます。ワードやエクセルに限らず、Windowsで動くソフトは、このショートカットキーがほとんど同じ役目を果たしています。実践してみると大幅な時間の節約になるかと思います。ひとつでもいいので覚えて作業に活かしてみてください。