自分で撮った動画や、集めた動画などを個人で”メニュー付のDVD”を作りたいことがあるかと思います。”WindowsDVDメーカー”を使うならとても簡単に、そして無料で、玄人が作ったようなオリジナルDVDが作れるのでご紹介します。
Contents
1.WindowsDVDメーカーをオススメする理由と向いている方
DVD作成ソフトは、非常にたくさんの種類がありますが、なぜ私が”WindowsDVDメーカー”をおすすめするのか・・・
DVD作成ソフトは、”WindowsDVDメーカー”の他にも、”DVDStyler“というソフトがあります。このソフトは、もっと緻密にメニューを作成して拘りたい人向けです。実際に、私もこの”DVDStyler”でメニューを拘り抜いて作りました。しかし、なんせこのソフトは、バグが非常に多いです。せっかく苦労して作っても、映像形式が”NTSC”に設定していても、”PAL”になってしまうという現象が発生して私は”DVDStyler”でのDVD作成は挫折しました。
そんな折に、”WindowsDVDメーカー”を使ったら、”DVDStyler”で拘り抜いたメニューよりも、はるかにセンスのよいメニュー付のオリジナルDVDが簡単にできてしまいました。さすが、Microsoft社の作ったソフトは安定感が抜群ですね。
デメリットもあります
“WindowsDVDメーカー”は簡単にメニュー付のDVDを作れるというメリットがあります。しかし、自分で自由にカスタマイズしたいという方には向いていません。タイトルやメニューの名前を変更するだけで、他はテンプレートから選ぶというだけなのです。メニューもランダムに生成されるので、どうしてもこの位置から再生したいとか、再生したくないなど選びたいのであれば、”DVDStyler”や有料のDVD作成ソフトを使うほうが賢明であるといえます。
2.WindowsDVDメーカーでDVDを作成する上で用意するもの
DVDを作成していく方法をこれからご紹介していきます。まずは、作成する前に準備と環境を整えましょう。
準備するものリスト
- WindowsDVDメーカー
- DVDを読み込めるドライブ
- 動画(MPEG-2形式)
- 画像(スライドショー用)
- 音楽(メニュー用)
WindowsDVDメーカー
Microsoftの公式サイトから無料で入手することができます。Microsoftの公式サイトからダウンロードして、インストールなさってください。
引用:Microsoft公式
DVDを読み込めるドライブ
ノートパソコンなどでも、最近のパソコンであればDVDは普通に書き込めるドライブが搭載されているかと思います。
動画(MPEG-2形式)
超重要です。”WMV”や”MP4″の形式ではなぜか作ることができず、作成時の達成度が99%となったときにエラーがでます。必ず“MPEG-2”で用意しましょう。
動画の形式を変換するソフトは、”XMedia Recode”を使うと簡単にできます。変換には少し時間がかかる場合がありますが、気長に待ちましょう。
多くのフォーマットに対応した動画変換ソフト!「XMedia Recode」。
引用:基本的にフリーソフト
画像
好きな画像をスライドショーにして流すこともできます。使える画像形式はMicrosoft公式のサポートを参考にしてください。
Windows ムービー メーカーへのビデオ ファイル、画像、およびオーディオの読み込み
引用:Microsoftサポート
音楽(メニュー用)
なくても構いません。しかし、簡単なクラシックなどを用意するだけで、DVDを読み込んでメニュー画面で選択する際の、気分が全く違いますので、ぜひ用意しましょう!
3.WindowsDVDメーカーで実際にDVD作成する
インストールされているWindowsDVDメーカーを起動して実際に作ってみましょう。
1.ファイルの選択をする
MPEG-2形式で準備した動画を”項目の追加”から参照して読み込んでいきます。Shiftを押しながら、入れたい動画をまとめて選択すると一気に読み込むことができます。
画像も同じ要領で選択していきます。
ここで、全部再生する際の順番も決める必要があります。ドラッグして移動させるか、メニューバーにある矢印をクリックして移動させることができます。作成するDVDのタイトルも決めておきます。ドライブが複数ある方は、書き込むドライブをここで選択しておきます。
ひと通り読み込んだら、同じ作業を繰り返すと時間の無駄なので、”ファイル”から”保存”をクリックして作業を保存しておくことをオススメします。”次へ”を押して、外観の選択に移ります。
2.メニューの外観を選択する
メニューのスタイルを変更する以外は、確定しないと設定が反映されないので、確定するように注意してください。
メニューのスタイル
“DVDへの書き込み準備完了”画面の右側で、メニューのスタイルを選択します。ビデオウォールなどたくさんの種類がありますが、メニューにある”プレビュー”をクリックして、自分の好きなスタイルを選んでください。結構かっこよくできます。
メニューのテキスト
メニューのテキストを変更することができます。フォント・DVDタイトル・再生ボタン・シーンボタンは分かると思いますが、メモとはなんでしょうか。
メモは、一番はじめのメニューに、”再生ボタン”、”シーンボタン”がありますが、それに加えて”メモ”ボタンがメモの内容を記載してあると現れます。DVDの使い方を表示したり、クレジットを書いたり、メッセージを書いたりすることができると思います。
修正が終わったら”テキストの変更“をクリックして確定します。
メニューのカスタマイズ
メニューで流れる音楽や、シーンの選択をする際のスタイルを変えることができます。
メニューオーディオでは、”wav・mp2・mp3・wma”の形式の音声ファイルを読み込ませることができます。長さは特に定まっていませんが、実際には、はじめの20秒ほどしか流れません。
シーンボタンスタイルでは、シーンの選択の際の、サムネイルのスタイルを選択することができます。四角の枠だけではなくて、ハートや丸型のものもあります。
修正が終わったら”スタイルの変更“をクリックして確定します。
スライドショーの変更
画像をスライドショーで流したい人向けの設定です。スライドショーの際の、音楽を追加したり、画像の切り替わりの間隔を変更したり、切り替えの際の効果を変更できます。
音楽は複数選択でき、順番も変えることができます。
修正が終わったら”スライドショーの変更“をクリックして確定します。
すべての外観の設定が終わったら、いよいよDVDに書き込みます。
3.DVDに書き込む
DVDに書き込みます。DVDドライブに”空のDVD-R”や”DVD-RW”をセットします。そして、”DVDへの準備完了”画面の右下にある“書き込み”ボタンをクリックして書き込みを開始します。
書き込む時間は、パソコンの性能や書き込むデータの容量によります。片面のDVDをぎりぎり焼くぐらいであれば、1時間ぐらいはみておいたほうがいいでしょう。
4.作成したDVDを実際に視聴してみる
誰かに送るために作成したDVDであれば、尚更ですが視聴できるか必ず確認します。パソコンで再生できても、DVDプレイヤーで再生できないことがあります。
再生できない場合
Microsoft公式のトラブルシューティングを参照してみてください。
以下、よくありそうな考えうる対処方法をご紹介します。
オプションの確認
はじめに動画などのデータを読み込ませた画面に戻ると、オプションを変えることができます。その項目を確認します。
日本で製造されたDVDプレイヤーは、”NTSC”形式でないと再生できない場合がほとんどです。ビデオ形式が、”NTSC”になっているか確認します。逆に海外のDVDプレイヤーであれば、”PAL”形式でしか再生できない場合もあります。
DVDの傷
DVDに傷がついていないか確認します。ついているとうまく読み込めないことがあります。
ディスクの規格が違う
CD-RやCD-RW、BD-Rなどでは書き込めません。何かの偶然で書き込めたとしても、再生は不可能だと思います。
動画形式の確認
“WMV”などで書き込んでいないか確認します。”MPEG-2″でないと、DVDが焼けないエラーがでます。
5.まとめ
長々と書きましたが、実際に作ってみると慣れてくれば簡単に作れるようになると思います。家族の思い出の動画や、趣味の動画はDVDに焼いてまとめておくと、思い出振り返るときに大いに役立つと思います。
分からない点などありましたら、この記事にコメントして頂くか、コンタクトフォームからご連絡ください。
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参考になりました~^^
ってよく見たらカレブがいるじゃないですか!
びっくりした!